脱衣場エレジー
脱衣場大パニックのつづきです。
なんやねんそれ!!ふつーーこんな状態なら誰だってなんとかしてやろうと思うはずだ。こんな水浸しの中でどうやって着替えればいいのだ。思いやりのおの字もない。
そいでもって、「あんたはだいだい依頼心が強すぎるんだなんでもかんでも俺にたよったらあかん」やて。
状況見てものを言え!!
頼る以前の問題だろうが。本当に腹が立った。ぷつん。ついに切れた。
なさけなくてくやしくて大泣きしてやった。。
なんかもうわけわからん
それにしてもつまりすぎやで。ほんまにたいがいにしとけよハイスイコーー(カタカナで書くとなんか馬の名前に似ている)。そんなにひんぱんにつまるな。根性なしが。しっかりはたらけ。
構造上、つまっている状態が、外から見えないのも問題だ。ふたのようなものをパカッと外して確かめないとわからないのだ。
誰やこんなややこしい風呂の設計したのは。
あーーなにからなにまではらがたつ。軽い風呂場の排水溝ノイローゼだ。
「脱衣場エレジー」
それから涙を流しながらバスタオル一枚巻いただけで
私は可能な限りの衣類や大量の新聞紙を下に敷きつめ水を吸わせた。
それにしても、そなたの愛しい妻が脱衣場で悪戦苦闘しているのに知らんふりとはなにごとぞ!コレが新婚時代だったら、
「これは大変。だいじょーぶ心配いらないからね。みんな僕に任せなさい。君はゆっくりお風呂に入っていればいいさ。なあに上がったころにはすっかり水も吸わせて元の快適な状態に戻しておいてあげるからね。マイハニー」というようなことくらいは、言ってもらえているはすだと思うと、なさけないやらかなしいやらで大量の涙がこぼれた。
こぼれた涙のせいでさらに脱衣場の浸水の水かさが増してしまったくらいだ。
なんてことはオーバーとして。
でもまあなんとか敷き詰め作業は終わった。すっかり冷え切ってしまった私。暖房の前で温まろうと居間に行ったら、夫はすでに消えていた。さっさと先に寝てしまったのだ。
完